2832R-2
・全長(ft.)　8'3"
・全長(m)　2.51
・テーパー　R
・継数(本)　2
・仕舞寸法(cm)　130
・自重(g)　140
・先径(mm)　1.7
・ルアーウェイト(g)　8-40
・適合ラインナイロン (lb)　6-20
・適合ラインPE(号)　MAX 2
・グリップ長(mm)　310
・グリップタイプ　ストレート
・リールシートタイプ　DOWNLOCK
・カーボン含有率(％)　99.7

冷間鍛造でシームレスの一体感。Xガイド3Dチタンをティップ部に採用。
シマノスピニングリールの最高峰、ステラの優れた巻きごこちが、HAGANEギアの冷間鍛造によってもたらされることは周知の事実です。アングラーであれば、その冷間鍛造のもたらす高剛性が、リールのみならずロッドにも活きる光景を容易に想像できるでしょう。
冷間鍛造とは、熱間鍛造とは異なり変形しにくく、軽さのみならず高い剛性を実現する製法です。それをロッドで活用するのであれば、より繊細な部分を担うティップにこそ担保されるべき。ステラと同じ冷間鍛造で生まれたつなぎ目のないガイド、それがXガイド3Dチタンです。
ワールドシャウラリミテッドではティップ周りにXガイド3Dチタンを採用。継ぎ目のないシームレスな形状に仕上げて糸絡みを極限まで防ぎ、非常に高い剛性を保ちます。
一方で、ワールドシャウラリミテッドのガイドコンセプトは、適材適所の一体感。それぞれの箇所でそれぞれの素材や構造を採用することで、過不足なく最高峰たるセッティングを実現しています。
世界で過酷な使用に耐え得るワールドシャウラリミテッドだからこそ、軽さはもちろん初期性能が長く続く耐久性を重視した設計です。

劣化しづらく、使うほどに味を育む、最高級グレードコルクを採用。
EVA、ハイパロン、カーボンモノコック、Xシートなど、様々なグリップ素材が存在する中で、使い込むことで味が滲み出る素材の筆頭がコルクグリップです。これまで歴代のワールドシャウラに採用し続けてきた素材もコルクグリップが基準。革製品同様、性能だけに尖らない味がコルクグリップにはあると考えます。
そしてワールドシャウラリミテッドに採用したコルク素材は、従来シマノでは採用した前例がない、現状入手できる中では最高級グレード。このロッドのためだけに調達した、釣り界では異例のマテリアルです。
コルク素材は、原木となるコルクガシの樹皮を剥いで特殊な製法で採集されます。自然由来であるがために、個体差が生じるのは摂理。黒い皮や原木が成長する際に生まれる亀裂は避けられず、多くのコルクは加工され外観を整形する物が大半です。追加工の必要のない最高級グレードはワインの栓や楽器など、味や音色に劣化の影響が直結する物に優先して使われてきた背景が存在します。
ワールドシャウラリミテッドはステラと同じく、初期性能を長く維持することが狙い。最高級コルクを採用することは、誤解を恐れずに言うならば、このロッドが一生ものだから。他には存在しない唯一無二のグリップ部に仕上げています。